「米女子ゴルフ・ロッテ選手権・第３日」（３日、ホアカレイＣＣ＝パー７２）

　１５位から出た勝みなみ（２７）＝明治安田＝が７バーディー、１ボギーの６６をマークし、首位と１打差の２位に浮上した。２位から出た岩井明愛（２３）＝Ｈｏｎｄａ＝は７１で回り、通算１３アンダーで単独首位。７１の畑岡奈紗は通算１１アンダーで１０位、岩井千怜も７１で９アンダーの１４位につけた。６７の竹田麗央は８アンダーで１７位、７１の山下美夢有は５アンダーで３４位、７０の西村優菜は４アンダーで４３位となった。

　勝は第３Ｒのベストスコアに並ぶ６６をマークして２位に浮上した。１番で４メートルを沈めてバーディー。３番と５番でスコアを伸ばすと、パー３の９番もピン手前２メートルから決めてバーディーを奪った。１４番は１０メートル近いロングパットを沈め、１６番も５メートルを決めてパット数はわずか２５。今季の平均パット数でツアー１位の実力を発揮した。

　２週前のアーカンソー選手権は初日を首位で終えたが、悪天候で大会が中止となった。元来の明るい性格で「もう忘れた」と笑い飛ばしたが、その後も好調は続いている。米ツアー３年目。今年は日本勢が次々と勝っているが「今、（力を）ためているのでもしかしたら１年に何勝もするかも」と笑う。

　岩井明を追う最終日。「自分が良いプレーをできれば」と自身の米ツアー初優勝を狙う。