河本力 4打差逆転Vに望み 三つのパー5すべてバーディーも反省「ちゃんとやっていれば2打違う」

 「男子ゴルフ・パナソニック・オープン・第3日」(27日、泉ケ丘CC=パー71)

 首位と1打差の4位から出た河本力(25)=大和証券=が4バーディー、1ボギーの68で回り、通算14アンダー、首位と4打差の4位と逆転優勝に望みをつないだ。前日首位の勝俣陵がこの日も65とスコアを伸ばし、通算18アンダーに。3打差2位に岩田寛、片岡尚之が続いている。

 胸にスター・ウォーズの人気キャラクター、ダース・ベイダーをあしらったウエアがグリーンで映えた。18番パー5。河本の2打目はアイアンでグリーンオーバー。ギャラリースタンドの壁から跳ね返ってラフに落ち、この3打目を寄せてのバーディーフィニッシュだ。

 これで、コースに三つあるパー5すべてをバーディー。帝国軍の進撃よろしく、屈指の飛ばし屋・河本の真骨頂とも言えるゴルフで大阪のファンを大いに沸かせた。

 この日3アンダー。常に目標とする4アンダーには及ばなかった。1オンを狙った5番、353ヤードパー4は、グリーン左のバンカーに入るなどして、ボギー。「まだまだです。クラブ選択とか、ちゃんとやっていれば2打違う」と反省した。

 一方で初日ボギーなど「攻略したい」としていた15番の長いパー4は見事にバーディー。「そこは目標だったので、うれしいですね」とうなずく。

 最終日のウエアは打って変わって水色の柄ものを予定。「パナソニックさんらしく。姉(結プロ)から教育されてるので」と、大会カラーを身につけて大逆転Vを狙っていく。

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