山下美夢有が海外メジャー初V 父と二人三脚で栄冠 映像分析でぶれの少ないスイング構築 抜群安定感生んだ

 「女子ゴルフ・AIG全英女子オープン・最終日」(3日、ロイヤルポースコールGC=パー72)

 単独トップから出た山下美夢有(24)=花王=が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算11アンダーで米ツアー初優勝をメジャー制覇で飾った。賞金146万2500ドル(約2億1500万円)を手にした。日本女子のメジャー制覇は、4月のシェブロン選手権で勝った西郷真央に次いで6人目(7度目)。メジャー昇格後の全英を制したのは6年前の渋野日向子以来2人目となった。勝みなみは69と伸ばし、通算9アンダーで2位に食い込み、竹田麗央がさらに2打差の4位に入った。

 山下の快挙は、家族の支えを抜きには語れない。父母と妹も現地で快挙を見届けた。コーチを務める父の勝臣さん(50)と二人三脚で技量を磨き、つかんだ栄冠。弟の勝将(22)も日本のプロだ。18番のグリーン上での優勝インタビューで、山下は「家族のみんなには、一番近くで支えてきてもらった。こうして優勝を届けることができて、すごくうれしい」と感謝した。

 ゴルフ一家で、勝臣さんはゴルフ未経験者だったものの、5歳で競技を始めた山下とともに練習、研究を積んできた。今年から米ツアーが主戦場になっても、テレビ電話を使った練習中のやりとりは欠かさない。日本では深夜や未明になることもあるが、勝臣さんは「大変ではない。自分の子どものことだし」と笑う。

 弾道測定器で、フォームの映像を細かく分析。勘に頼らずに、ぶれの少ないスイングを構築した。勝因になった抜群の安定感は、研究熱心な姿勢とトレーニングの成果と言える。ゴルフ未経験者の勝臣さんは「最終日に(スコアを)伸ばせたというのが成長かな。見てる側はもうどきどき。(今までで)一番緊張した」と満面の笑みで話した。

 プレー中は厳しい表情を崩さないが、クラブを置くと、すぐに柔和な顔になる。何かにつけて楽しげに笑う姿はとても印象的だ。山下は2日が24歳の誕生日だった。インタビューを聞きながら涙を流した母の有貴さん(49)は「誕生日に、また一つ思い出をもらった」とまな娘への思いを口にした。

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