都玲華 イケイケ封印でコツコツ急浮上 「2アンダー理論」実践で堅実攻め ツアー自己ベスト「65」初V争いで最終日へ

 8番でバーディーを決め、笑顔でポーズを決める都玲華(撮影・武藤健一)
 7番でティーショットを放つ都玲華
2枚

 「女子ゴルフ・明治安田レディス・第2日」(19日、仙台クラシックGC=パー72)

 36位から出たルーキーの都玲華(21)=大東建託=が1イーグル、7バーディー、2ボギーの65と猛チャージをかけて通算10アンダーに伸ばし、首位と2打差の5位に急浮上した。イケイケタイプが堅実なゴルフでツアー初優勝をうかがう。通算12アンダーのトップは佐藤心結(21)=ニトリ=と仲村果乃(24)。米国から一時帰国して参戦した勝みなみ(27)=明治安田、前週優勝の内田ことこ(22)=加賀電子=は予選落ちした。

 都はツアーの自己ベストとなる65をマークし、初めて優勝争いの中で最終日を迎える。

 イーグルは15番パー4。残り84ヤードの第2打を54度のウエッジで放り込んだ。「ごほうびです」。強豪選手は100ヤード以内からきっちり寄せ、2打で収めるイメージが強い。「そういうのを取っていかないと、この世界は厳しい」と感じ、オフはウエッジショットの練習を繰り返した。その成果が出たスーパーショットだった。

 常に攻めたいイケイケタイプだが、今はメンタルコーチに勧められた「2アンダー理論」を実践中。冷静に一日2アンダーを手堅く積み重ね、好機が来たらさらに伸ばすという教えだ。2年前に取り入れていたが、忘れていた。

 今回、もう一つ実践するのが「一日1タン」。地元名物の牛タンを毎日食べている。「昨日行った店も、めちゃくちゃおいしかった。つぼ漬けになってるんですよ」とリフレッシュも万全だ。

 何より、優勝を狙える位置にいることがうれしい。「あれ?でも、明日も2アンダーでは優勝は無理ですよね。どうしよう」。新たな悩みができた。

 ◇都玲華(みやこ・れいか)2004年2月18日、徳島県生まれ。8歳でゴルフをはじめる。生光学園高在学中の19年に四国ジュニア優勝、四国アマ2位などの成績を挙げる。下部ツアーでは24年4月の大王海運レディースで史上6人目となるアマチュア優勝を達成。同年11月のプロテストに4度目の挑戦で合格した。好きな色はピンク。167センチ、60キロ。

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