木戸愛&永峰咲希がV射程 ともに通算7アンダーで首位並ぶ 30代ベテラン勢が大奮闘!数年ぶり頂点へ気合
「女子ゴルフ・資生堂・JALレディース・第3日」(5日、戸塚CC=パー72)
6位から出た木戸愛(35)=日本ケアサプライ=が6バーディー、1ボギーでこの日ベストスコアに並ぶ67をマークし、永峰咲希(30)=ニトリ=とともに通算7アンダーで首位に並んだ。永峰は3バーディー、ボギーなしの69だった。単独トップからスタートした吉本ここねと前週優勝の佐久間朱莉、呉佳晏(台湾)が2打差3位につけた。
13年ぶりの頂点を目指す木戸と5年ぶりを狙う永峰。久しく優勝から遠ざかる30代の2人が気温30度の暑さの中、トップで肩を並べた。
猛追したのは35歳の木戸だ。今季まだ1桁順位がなく「気分転換に」と入れ替えたパターを武器に前半だけで5バーディーを奪った。2番の11メートルを皮切りに5番は9メートル、8番は6メートル。難しい距離から次々に沈め「おかげでいいゴルフができた」と手応えを口にした。
初日から首位を争う30歳の永峰は「集中力が切れたら暑さに負けそう」と一喜一憂しないことを心がけて好結果を呼び込んだ。パー5の7番は第3打をピンにぴたりと寄せ、8番まで連続バーディー。後半も伸ばした。
勝てない時期も木戸は「ゴルフが好きなので向き合えるのは幸せ」と前を向き続けた。2023年シーズン終了後のオフから男子ツアー通算94勝の尾崎将司の指導を受け、ショット改善の手応えをつかみかけている。緊張しやすいタイプという永峰も「この位置でも楽しめているのは新鮮」と成長を実感。積み重ねた努力が最終日に報われるか。