松山英樹 日本勢唯一の予選突破 6ボギーでも最終18番に手応え「やりたいことが、うまくでき始めたかな」
「米男子ゴルフ・全米オープン選手権・第2日」(14日、オークモントCC=パー70)
13日が悪天候でサスペンデッドとなっていたが、14日に残りの競技を終了。73だった松山英樹(33)=LEXUS=は通算7オーバーの57位となり、日本勢でただ一人決勝ラウンドに進んだ。香妻陣一朗は74で通算9オーバーの80位、金谷拓実は75で10オーバーの91位、河本力は74で12オーバーの109位、杉浦悠太は81で20オーバーの145位となり、いずれも予選落ちした。65で回ったサム・バーンズが通算3アンダーで単独首位。1打差の2位にJ・J・スポーン(ともに米国)がつけた。
第2ラウンドで松山は6ボギーをたたき、スコアを三つ落とした。それでも最終18番でバーディーを奪うなど粘りを発揮。多くの選手が手を焼く難コースで踏みとどまった。「良かったり悪かったり。やりたいことが、うまくでき始めたかな」とうなずいた。
7、8番と14、15番と2度の連続ボギーと崩れ、ショットが乱れてクラブをたたいて悔しがる場面も。我慢を続け、パー4の18番で第2打をピンそば4メートル余りにつけた。「入らなかったら(予選通過は)100%ない。入ったら、わずかなチャンスはあるかな」と集中力を高めた一打が実を結び、控えめに右手を掲げて喜びを表現した。
目標にしていたアンダーパーはならなかったが、通算50度目の出場となったメジャーで最後に好感触を得て締めくくった。「いい傾向ではある。やりたいことを続けて、それが結果につながればいい」と前向きだった。