安田祐香 66で首位発進 地元・神戸「ホーム」の安心感!実家から30分「一番近い」 全英女子オープン出場権も励み
「女子ゴルフ・宮里藍サントリー・レディース・第1日」(12日、六甲国際GC=パー72)
地元・神戸市出身の安田祐香(24)=NEC=が7バーディー、1ボギーの66をマークし、菅沼菜々、下川めぐみ、岡山絵里とともに首位に立った。1打差の5位に寺岡沙弥香(22)=フリー=がつけた。アマチュアの岩永杏奈(16)=大阪桐蔭高2年=は妹・梨花さん(塚口中2年)をキャディーに従え、72で回って48位。3週連続の予選突破を狙う。
モチベーションの高さはフィールドにいる誰にも引けを取らない。神戸市出身の安田は、コースから30分の距離に実家がある。地元でのツアーに「トーナメント会場では、家から一番近いのでおばあちゃんも来てくれているし、いろんな方が応援してくださるので」と自身も楽しみにする大会だ。
出だしの10番パー4で「5、6メートル」を沈めてバーディー発進すると、11番パー3では実測166ヤードを6番アイアンでピン左下3メートルにつけて、連続バーディー。多くのギャラリーから浴びた拍手と歓声が心地いい。
前半を32で折り返すと、後半は「ちょっとミスショットが目立ったりしたけど、パターは最後までよかったですね」とさらに2打伸ばした上々の初日となった。特に今季の課題に挙げているパッティングのスタッツが徐々に形となって表れ始めたことは、安田にとってもうれしい兆候だ。
もう一つのモチベーションは、今大会で2位以内に入れば出場権を得られるAIG全英女子オープン(7月30日開幕)だ。アマチュア時代の2019年に出場経験があり、59位の成績を残している。前回は林間コース(ウォバーンGC)だったが、今回開催されるロイヤル・ポースコールGCは、いわゆる“ザ・リンクス”だ。ゴルフには貪欲。リンクスでのプレーを「やってみたい。視野が広がると思うし、引き出しが増えるかな」と出場を狙う。
4度目の初日トップで、過去3回中、優勝が2回。高いモチベーションと好材料を追い風に、安田が地元神戸を駆け抜ける。