西郷真央 1打差暫定2位でV戦線浮上 高精度のショット連発!「安定感を続けていきながら、パットをしっかり決めたい」
「米女子ゴルフ・シェブロン選手権・第2日」(25日、カールトンウッズ・クラブ=パー72)
雷雲の接近でサスペンデッドとなっていた第1ラウンドの残りと第2ラウンドが行われたが、日没のためサスペンデッドとなって9選手が競技を終えられなかった。西郷真央(23)=島津製作所=が第2ラウンドで68をマークし、通算6アンダーでトップと1打差の暫定2位につけた。他の日本勢では古江彩佳、竹田麗央、山下美夢有、岩井千怜が通算1アンダーの暫定32位につけている。劉艶(中国)が7アンダーでトップを保った。
西郷が好調なショットを武器に6バーディー、2ボギーの68で回り、暫定2位と優勝戦線に浮上した。「難しいピン位置でもチャンスにつけることができた。伸ばせたことは評価できる」と納得顔だ。
濃霧の影響で開始が予定より1時間以上遅れ「ちょっと集中が切れた」と言いながらも、スタートすると一変。前半の12番パー3で2・5メートルにつけてバーディーを奪い、16番も4メートルを沈めた。後半は1番がボギー、伸ばしたかった4番パー5も前日の雨でぬかるんだ所に打ち込んでボギーをたたいた。しかし、6番で2メートルにつけてバーディーを奪うと、8番パー5でも2オンに成功してバーディー。落としたスコアをすぐに取り戻した。
プレーを終えた時点で首位と1打差。「午後組がどこまで伸ばすか。もうちょい差は出ると思う」と話していたが、午後は風が強くなり、スコアが伸びなかった。フェアウエーキープ率は約86%、パーオン率も約78%と精度の高いショットを連発。「ショットがすごく安定してスコアをまとめられた」とうなずいた。
メジャーの難コース攻略のため、アイアンのロフト角を変えてボールを上げやすくするなど、クラブを調整してきたことも生きた。パー72で6900ヤードを超す長さにも「今まで経験したことがなかったので、やりがいを感じる」と前向きだ。
上位は混戦で、米ツアー未勝利の西郷もビッグタイトルは射程圏内。「ショットの安定感を残り2日間続けていきながら、パットをしっかり決めたい。たくさんバーディートライができるように」と力強かった。





