生源寺龍憲が単独トップ ツアー未勝利の25歳 61で急浮上「ストレスなくラウンドができた」

 「男子ゴルフ・中日クラウンズ・第2日」(3日、名古屋GC和合C=パー70)

 ツアー未勝利の25歳、生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)=エー・エム・エス=が10バーディー、1ボギーの61で回り、通算10アンダーとして17位から首位に浮上した。2打差2位に河本力、小木曽喬、マイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)。石川遼は73で、通算1アンダーの24位。

 精度の高いショットが光った。大会初出場の25歳、生源寺はショットが次々とピンに絡み、計10バーディーを奪取。この日のベストとなる61を出して首位に急浮上し「ストレスなくラウンドができたのはすごく良かった」と破顔した。

 ラフに入るとやっかいな難度の高いコース。第1打からマネジメントを重視した。グリーン脇から50センチに寄せた2番(パー5)から5連続バーディーで勢いづいた。

 女子メジャー覇者の渋野日向子とは作陽高の同級生。身長162センチ、体重65キロと小柄ながら、正確なショットを武器に昨年は下部ツアーで2勝を挙げて賞金王に輝いた成長株だ。石川が2010年大会でマークした18ホール(パー70)のツアー最少スコアとなる58もちらついたそうだが「11、12番で取れなかった。ちょっと無理」と苦笑い。ツアー初勝利が懸かる週末に向けて弾みをつけた。

 ◆生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)1998年5月15日、山口県山陽小野田市出身。10歳でゴルフを始め、岡山・作陽高では渋野日向子と同級生。同大に進学し、19年の関西学生で2位になった。2020年にプロに転向。名字は天台宗の開祖、最澄生誕の地といわれる滋賀県の「生源寺」が由来という。162センチ、65キロ。

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