「男子ゴルフ・ダンロップ・フェニックス」（１６日開幕、フェニックスＣＣ＝パー７１）

　松山英樹（３１）＝ＬＥＸＵＳ＝が２０１９年の同大会以来、４年ぶりに日本ツアーに参戦する。開幕２日前の１４日は、アウトコース９ホールの練習ラウンドを行い、その後は公式会見に出席した。

　１０月中旬のＺＯＺＯチャンピオンシップ。「良い状態で来られたかな」と復調への手応えをつかんで日本での米ツアーに臨んだが、結果は５１位。「ＺＯＺＯに向けてやってた部分がうまくいかなくて、やさぐれていたけど…」と気落ちしていた。

　さらに大会後は風邪を引き、１週間以上は体調が優れず。良くないことがダブルパンチで襲いかかった。だが、いつまでも引きずってはいられない。「その後、練習開始して何がいけなかったか冷静に考えて、どういう風にしていけば良くなるかなと考えてた」と軌道修正に乗り出した。

　ただ、ここまでの調整については「ちょっとずつ良くなったと思ったらまた悪くなったりしてる」と何とも言いがたい様子。「本当に試合になってみて、今やっていることが正しいのかどうかをしっかり早めに見極めて、次に切り替えていかなきゃいけない」とまだ先は見えないものの、ＺＯＺＯ開幕前と自身の状態を比べ「今の方が不安はあるけど、今の方が良くなるんじゃないかっていう期待感はある」と復調へ期待を膨らませた。