中島啓太 逆転V見えた通算8アンダー 首位と2打差2位浮上「強い気持ちで闘いたい」

 競技後にホールインワンコンテストに出場した中島啓太
 18番でティーショットを放つ中島啓太
2枚

 「男子ゴルフ・横浜ミナトチャンピオンシップ・第3日」(5日、横浜CC=パー71)

 10位で出た中島啓太(23)=フリー=が6バーディー、2ボギーの67でスコアを四つ伸ばし、通算8アンダーで首位と2打差の2位に浮上した。最終日に逆転での今季2勝目&ツアー3勝目を目指す。稲森佑貴は71と伸ばせなかったが通算10アンダーのまま初日からの首位を守った。永野竜太郎が中島と並び2位。3打差4位に中島と同学年の蟬川泰果、鈴木晃祐と佐藤大平がつけた。石川遼の弟・航は2アンダーの24位に後退。

 狙い通りに最終組をたぐり寄せた。17番パー4。中島はフェアウエーからの第2打を4メートルにつけてバーディーを奪い8アンダー。首位と2打差に迫り「風の吹くタイミングや向きはコロコロ変わるが、クラブと球筋、ターゲットを決め切ってプレーした。自分を信じて」と振り返った。

 ショットに大きなミスがないが、グリーン上では3パット3度の前日に続いて苦戦した。「きょうは2回。今週のボギーはほとんどが3パット」。

 気温が高くグリーンの芝は長めの設定。「キャディーさんも言っていたが、暑さでグリーンがパンケーキみたいにフワフワしてくる」。軟らかくタッチを合わせにくいが残り1日。「最終日は技術だけじゃない要素が大事になる。強い気持ちで闘いたい」とチャンスで決めるしかない。

 今季、最終日最終組は5週連続を含む6度目で、6月のASO飯塚チャレンジドではプロ1勝目を挙げた。「優勝争いの状況をすべて把握しながらプレーする方が得意。チャンスかな」。今季2勝目&通算3勝目に照準を定めた。

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