吉田優利のアスリート魂に火 世界水泳観戦で「勉強できた気がします!」

 「女子ゴルフ・大東建託いい部屋ネット・レディース・第1日」(20日、ザ・クイーンズヒルGC=パー72)

 吉田優利(23)=エプソン=が8バーディー、1ボギーの65で回り、リ・ハナ(韓国)と並んで初日の首位に立った。

 出だしの1、4番とバーディーが先行したものの、6番パー5で3パットのボギー。しかし、7番で6メートルのバーディーパットを決めると、8番は8メートル、9番は4メートルを沈めて3連続バーディーと盛り返した。後半も崩れることなく、6月末の資生堂レディース以来の国内戦で上々のスタートを切った。

 今年は5月のサロンパス杯で悲願の国内メジャー初優勝を果たしたが、2週前の全米女子オープンでは7オーバーの予選落ち。苦杯をなめたが、「日本で戦う上で必要なスキルはアメリカで求められるものとは違う。それは日本ではいらないと思って、いつもどおりにプレーするように心がけています」と切り替えてプレーしていた。

 大会前には福岡で開催中の世界水泳に足を運び、渋沢莉絵留、後藤未有とともに水球を観戦。その様子をインスタグラムに投稿していた。

 吉田自身も小学生時代に水泳の経験があるが、水球は全く未知の領域だ。「(プールの底に)足も着いてなくて、ずっと動いてて体力消耗も激しくて。チームメートの位置を短い時間で判断したりするのとかは、ゴルフって考える時間が長くて一瞬で判断しなくていい競技ですけど、そこをチームで連携させるのは自分たちにはない」と感心。「分からない人から見ても(試合の)流れが来てないなというのが分かるんですよ。(ゴルフでも)そういう風に見られてると思うと、自分が苦しい場面が来てもいつもより自分を客観的に見られるような気がして勉強できた気がします」と振り返っていた。

 6月には神宮球場で有村智恵らとともにヤクルト戦を観戦。多種多様なスポーツ観戦に訪れる訳を「ゴルフだけやってても。色んな情報を得ることができるじゃないですかと思って。色んなことに挑戦したいし、吸収したい」と明かした。

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