藤本麻子 進撃の2打差3位 キャディーと息ピタリ!キンクミの初Vからのブランク記録更新も

 「女子ゴルフ・資生堂レディース・第2日」(30日、戸塚CC西C=パー72)

 15位で出た藤本麻子(33)=フリー=が4バーディー、ボギーなしの68でスコアを四つ伸ばし、通算5アンダーで首位と2打差の3位に浮上した。残り2日間で2011年以来のツアー2勝目を目指す。永井花奈が68で通算7アンダーに伸ばし単独首位。1打差2位に桑木志帆、3位に藤本と吉田優利が並んだ。4アンダーの5位は稲見萌寧、岩井明愛ら6人。岩井千怜は3オーバーの62位で、今季3度目の予選落ち。

 二人の息がぴったりだ。藤本は3、4番のパー4でともに2・5メートルを沈めて連続バーディー。「ラインをてきぱき教えてくれて任せきり。『ここだよ』と言ってもらい、イメージが合っている」とキャディーに感謝した。

 ハウスキャディーの竹内直子さんは、2011年にこのコースで開催された男子ツアーで久保谷健一の優勝を支えた人物。今大会の初日に出会ったばかりだが「一言目が『今週優勝しますよ』。そう言ってもらえて」。

 初日後半には1・5メートルを「ビビってないで壁ドンだよ」と助言されパーセーブできた。「面白いし、新鮮。グリーン上でどんなアドバイスが来るか楽しみ」と藤本。11年11月の伊藤園レディース以来のツアー2勝目を挙げれば11年231日ぶりで、金田久美子が持つ11年189日のブランク優勝記録を更新する。

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