「女子ゴルフ・ダイキン・オーキッド・レディース・最終日」（５日、琉球ＧＣ＝パー７２）

　首位で出た申ジエ（３４）＝韓国＝が３バーディー、２ボギーの７１で回り、通算１０アンダーで逃げ切って優勝。日本ツアー会員として２年ぶり２７勝目、米ツアーを兼ねたものなどを含めると日本で２９勝目を挙げた。

　最終１８番。３・５メートルのウイニングパットを沈めると、右の拳を突き上げた。昨年は両肘を手術した影響もあって未勝利。２年ぶりツアー通算２７勝目に「うれしくて何を話せばいいか」と喜んだ。米ツアーなどを兼ねたものなどを含めると国内２９勝で、節目の３０勝に王手だ。

　同郷で同じ１９８８年生まれのイ・ボミが今季限りでの日本ツアー引退を表明。今大会の初日、２日目に言葉を交わし「（日本で）頑張るのを見に来るよ」と激励された。ただ、引退試合は１０月で、まだ試合が残っているイ・ボミには「もっと一緒に試合で頑張りたい。一緒に頑張ろう」とエールを送り、盟友への思いを開幕戦優勝という結果で示した。

　自身は目標の賞金女王へ向かって突き進む。「最後まで体力が大事だと思う」と始まったばかりの長いシーズンを見据えた。