ゴルフ女子の栃木国体は６日から２日間、栃木県那須塩原市の塩原ＣＣで開催される。５日は公式練習が行われ、８月の全米女子アマチュア選手権を日本選手として３７年ぶりに制した馬場咲希（１７）＝代々木高２年＝は東京都代表として初出場。「優勝目指して頑張ります」と意気込みを語った。

　１番から全１８ホールを回り「グリーンが小さくて硬くて速い。距離感を合わせてできれば」と感覚を確かめた。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大により国体が中止に。「去年は予選会に出ていて、私は補欠だったんですけど（予選会が）終わった後に大会が中止になった。今年やってほしいなと思っていたのでよかった」と話した。

　また同じ東京都代表の上田澪空（１７）と茶木詩央（１７）は、競技を同時期に始めた幼なじみ。公式練習では笑顔で話しながらプレーするなど仲のよさを見せた。今大会は個人戦だけでなく団体戦もあるだけに馬場は「あんまりないチーム戦がある。ゴルフは個人戦が多いのでみんなで協力して、いいスコアが出せれば。チーム戦が楽しみ」と胸を躍らせた。

　３日まで行われた日本女子オープンでは、１１位タイでローアマチュアを獲得した馬場。「難しいコースであの順位で回れたのは自信になった」と胸を張る。今後は１４日に開幕する富士通レディース（千葉）、２０日からの延田グループ・マスターズＧＣレディース（兵庫）、さらに１１月頭にはアジア太平洋アマチュア選手権（タイ）と連戦が続く。２週連続でプロツアーに出るのは初めて。まずは国体の個人、団体２冠で弾みを付ける。