渋野日向子 2週連続予選落ち 後半スタートから崩れ「ショック大きい」

 「米・欧州女子ゴルフ・スコットランド・オープン・第2日」(29日、ダンドナルド・リンクス=パー72)

 渋野日向子(23)=サントリー=は通算2オーバーで予選落ちした。68で回った古江彩佳と、69だった畑岡奈紗がともに通算7アンダーで並び、16位につけた。首位とは7打差。笹生優花は通算3アンダーの40位で決勝に進んだが、米ツアー17勝のリディア・コ(ニュージーランド)が、通算14アンダーでトップに立った。

 渋野は前週に続き、2日目で姿を消した。今季の開幕直後は優勝争いをする試合が続いたが、4月の最終週で初めて予選落ちしてからは不振が続いている。5月は日本に帰って1試合したが、決勝に進めなかった。6月に米ツアーに戻ってからも、これで6戦して4度目の予選落ちと、もがき続けている。

 インを回った前半は一つ伸ばしていた。だが、折り返し直後の1番でバーディーパットが80センチ届かず、次も外して3パットのボギーにした。これで感覚が完全に狂ったようで、2番もボギー、3番は紛失球もありダブルボギー。3ホールで4打落とし、5番3パット、7番は寄せが決まらず、と負の連鎖が続いた。

 プレー後は「自分のミスから、がたがたと崩れてしまった。ちょっとショックは大きい」と話し、目に涙を浮かべた。次週は歴代女王として迎えるメジャー最終戦の全英女子オープン。「週末は練習するしかない。リフレッシュ、できるかなぁ…」とつぶやいたが、最後は少しだけ笑顔を取り戻した。

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