安田祐香 通算9アンダー2位浮上 姉の贈り物マット効果でパット好調 地元で悲願初Vへ

 「女子ゴルフ・楽天スーパー・レディース・第2日」(29日、東急グランドオークGC=パー72)

 4位から出た安田祐香(21)=NEC=が4バーディー、1ボギーの69で回って通算9アンダーとして、前日首位の稲見萌寧らとともに2位につけた。2位で出た勝みなみが、ボギーなしの6バーディーで66と伸ばし通算13アンダーで首位に立った。

 安田が2位へとのし上がった。首位との差は4打に広がったものの、順位は4位から浮上。「パットが良かった」と振り返ったように、奪った4バーディーは全て6~7メートルを入れた。5番で3メートル、6番で4メートルを沈めてパーを拾ったのも大きかった。

 パワーよりも精度でスコアをつくるタイプだが、実はパットを苦手とする。今季19試合で、パーオンホールの平均パット数は71位の1・8535。「3パットも多くて」と嘆く安田を、三つ上の姉が見かねて先週、練習用のマットを買ってくれたという。

 それ以来「転がりが良くなった。思うところに打てるようになった感じ」と手応えを感じている。今大会も会場に持ち込んで練習に余念がない。

 アマチュア時代に国内外で好成績を収め、期待されて2020年にプロになった。しかし勝利が遠く、既にツアー6勝の西村優菜、古江彩佳ら、同じ200年度生まれのライバルたちに水をあけられている。

 神戸市出身の21歳にとって、悲願の初優勝を狙う舞台は地元・兵庫県の大会。好位置につけて回る残り36ホールへ向け「考えすぎないようにプレーしたい」と静かに意気込んだ。

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