大西葵、大江順一キャディー注意処分 先月ツアーで交代騒動「配慮に欠ける言動」認定

 大西葵
 大江順一氏(左)
2枚

 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は25日、6月のツアー大会、アース・モンダミン・カップで大西葵(28)=YKK AP=の帯同キャディー、大江順一氏が同伴競技者らに対して配慮を欠いた言動があったと認定し、2人に注意の処分を与えたと発表した。注意はJLPGAが定める5つの処分のうちもっとも軽い。再発防止策としてツアー出場選手と帯同キャディー向けの講習会を実施する。

 協会トーナメント事業部はアース・モンダミン・カップ以降、大西や帯同キャディー、同伴競技者とその帯同キャディーから事情を聴取。大会初日の17、18番ホールで、大西の帯同キャディーが同伴競技者とその帯同キャディーに対して、舌打ちをしたり大きな声を発するなどの配慮に欠ける言動があったと認定した。

 大西と帯同キャディーは、インスタートの17番で打球がレッドペナルティーエリアに飛んだ後の処置の選択を巡って意見が食い違った。大西は18番の第1打を涙ながらに放った後、キャディーの交代を申し出て認められた。

 同事業部は、大西と帯同キャディーの弁明などを踏まえて慎重に協議。帯同キャディーの行為が帯同キャディー規則に違反し、JLPGAトーナメント罰則規定に該当すると判断。同罰則規定が定める手続きや罰則基準に沿って、両者への注意処分を決議した。

 この日、大西は自身のインスタグラムに「お詫びとご報告について」とする文章を掲載。自身の帯同キャディーが、同伴競技者やそのキャディーに「迷惑を掛け、同時にわずかでも怖い思いをさせてしまったこと」が許せなかったと記した。

 一方で帯同キャディー規則には、帯同キャディーに関する一切の責任は選手が負うと明記されている。大西は「同協会から注意を受けることは当然の結果。私自身も冷静さを欠いてしまった点もあったと深く反省しております」などと謝罪した。

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