渋野日向子が体調不良で棄権「とても悔しい」 頭痛や発熱の症状 今後は未定

 「米女子ゴルフ・全米女子プロ選手権・第3日」(25日、コングレッショナルCC=パー72)

 通算3オーバーで予選を通過していた渋野日向子(23)=サントリー=がスタート前に体調不良で棄権した。渋野の途中リタイアは日米両ツアーを通じて初めて。残る日本勢3人はいずれもスコアを落とし、笹生優花は通算1アンダーで首位に7打差の12位、畑岡奈紗は35位、西郷真央は54位。韓国の田仁智(チョン・インジ)が通算8アンダーで初日からのトップを守った。

 渋野が会場に到着したのはスタートの40分前と、かなり遅かった。ウオーミングアップし、練習場で数球を打った後に棄権を決断。すぐに車へ乗り込み、コースを後にした。

 直後にマネジャーが本人のコメントを発表した。「世界最高峰のプレーヤーが集まる舞台で最後までパフォーマンスできなかったことが、とても悔しい。まずは体調を整えて、皆さんの前で元気なプレーができるようにゆっくりと休みたい」

 マネジャーによると、体調が悪くなったのは開幕の1~2日前から。頭痛や発熱の症状があるが、まだ医師にはみせていないという。他のスタッフに異変はない。「疲労もあると思う。本人は棄権を残念がっていたが、無理させてもどうかと思い、判断した」と説明。今後については、帰国するかどうかも含めて未定という。

 初日から首筋に氷のうを当てながらプレー。第2日は通算3オーバー、54位のカットラインぎりぎりで予選通過も、顔色はさえなかった。2日間とも報道陣の取材を控え、すぐに宿舎へ戻り、静養していた。

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