松山英樹3位 首位と2打差の通算24アンダー「いいフィニッシュができた」

 「米男子ゴルフ・AT&Tバイロン・ネルソン・最終日」(15日、TPCクレイグランチ=パー72)

 7打差の18位で出た松山英樹(30)=LEXUS=は1イーグル、9バーディー、1ボギーの62をマークし、通算24アンダー、264でトップと2打差の3位だった。

 李京勲(韓国)が63と伸ばし、通算26アンダーで大会2連覇を果たし、ツアー通算2勝目を挙げた。優勝賞金は163万8千ドル(約2億1千万円)。

 1打差の2位にジョーダン・スピース(米国)が入り、セバスティアン・ムニョス(コロンビア)が松山と並んで3位だった。

 “バーディー合戦”の展開で、松山が62の快スコアをマークした。3位に「いいフィニッシュができた。来週に向けていい弾みになった」と19日に開幕する今季メジャー第2戦、全米プロ選手権(オクラホマ州)に向けて手応えをみせた。

 首位と7打差で迎えた最終日は序盤から次々とピンに絡めるショットを繰り出した。2、3番と連続バーディー。さらに5番から4連続バーディーを挙げた。最終18番(パー5)は残り230ヤードから5番ウッドで1・8メートルに2オン。これを沈めてイーグルで締め、大歓声を浴びた。

 3月に肩甲骨辺りの痛みを発症。4月のマスターズ・トーナメントの後、4週間のオフを取った。不安と期待の復帰戦で、ショットの精度が光った。今大会のデータで、グリーンを狙ったショットでつけたピンまでの平均距離が、4日間合計9メートル弱で出場選手中1位の近さだった。最終日だけで10アンダーをマークし「1日で2桁アンダーを出せたのは今までなかったので、ちょっとうれしい」。自信を胸にメジャー2勝目に挑む。

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