稲森佑貴「ドM」の極み!雨で集中力増し2位に3打差快勝劇 今季初Vでさらなる飛躍誓う
「男子ゴルフ・中日クラウンズ・最終日」(1日、名古屋GC和合C=パー70)
首位と2打差の3位で出た稲森佑貴(27)=国際スポーツ振興協会=が後半から雨の降る悪コンディションの中、8バーディー、1ボギーのベストスコア63をマークし、通算16アンダーで今季初優勝。2020年10月の日本オープン以来ツアー通算3勝目を挙げた。青木功、尾崎将司に続く史上3人目のクラウンズ連覇を狙った岩田寛(41)はイーブンパーの70で、通算11アンダーの3位だった。
自称「ドM」の稲森がついに難攻不落の和合を制した。「フィーリングの合うコースなのにトップ10入りが1回だけで歯がゆかった。勝ちたかった試合でやっと勝てた」
雨の影響で各選手がスコアメークに苦しむ中、表情を変えずに淡々とバーディーを重ねた。「雨のおかげで集中力が増した。グリーンが止まりやすくなって攻めることができた」。雨が降り始めた8番から3連続バーディーで流れをつかみ、16番は128ヤードの2打目をピンそばに寄せた。終わってみれば8バーディー、1ボギーの63。2位に3打差をつけての快勝劇だった。
ツアーは若返りが進む。27歳の自身も「あいさつされる側になり、古株っぽくなっている」。このオフはそんな20代前半の選手に負けないようトレーニング量を増やし、食生活も改善。夜の映画観賞中に「ポテトチップスを一袋食べてしまい、よく胃がもたれていた」という悪癖もあったが「今は春雨とトマトジュースにしている」。トレーニングも腹筋中心から背筋の筋力アップに努めている。
2年前に結婚した妻・美穂さんの前で初めて優勝することができた。「今季はまず1勝を目標にしていたけど、ここから複数回優勝を重ね、賞金王を目指したい」。新たな目標へ、さらなる飛躍を誓った。
