天本ハルカ ツアールーキー3位発進 黄金世代3週連続Vへ「負けたくない」

 「女子ゴルフ・パナソニック・オープン・第1日」(29日、浜野GC=パー72)

 1998年度生まれの黄金世代でツアールーキーの天本ハルカ(23)=フリー=が6バーディー、2ボギーの68でラウンドし、首位と2打差4アンダーの3位につけた。申ジエ(韓国)が8バーディー、1ダブルボギーの66、6アンダーで単独首位。前週ツアー初優勝の高橋彩華は6バーディー、1ボギーの67で1打差2位につけた。3位はほかにテレサ・ルー(台湾)、福山恵梨、川岸史果。前年優勝の上田桃子は2アンダーで9位。

 ゴールデンウイークに、黄金世代がまた輝きそうな予感だ。インスタートの天本が11番パー4の第2打、133ヤードを9番アイアンで1メートルにつけバーディー。12番パー5は50センチ、16番は2メートル、18番は30センチを沈め前半だけで四つスコアを伸ばした。

 「前半はノーボギーで回れて、100%のラウンドができた」。後半は2、4番のボギーをどちらも直後の3、5番にバーディーを取り返すバウンスバック。「耐えられたと思う」と振り返った。

 特に前半はショートゲームがさえた。「もともとパターとアプローチが得意で、ショートアイアンも好き」。高さで止める弾道、中弾道、アゲンスト用のラインを出した低弾道と、3種類で同じ距離を打つ練習の成果を発揮した。

 あこがれは世界ランキング4位のミンジ・リー(オーストラリア)。自身も出場した2019年の全米女子オープン選手権では、韓国語で「すごく見てます」と伝えると「日本でも頑張ってね」と激励されたという。

 米女子ツアーの中継でショットを見ては自分のスイングに生かしており「たくさんテレビに映ってくれると、私のイメージもよくなる」。今週のパロスバーデス選手権で初日トップに立ったミンジの活躍に大喜びだ。

 自身は昨年プロテストに合格したばかり。「先にプロ入りしてまだまだ先輩という感じ」という同学年の植竹、高橋が2週連続で初優勝し、今週もライバルになりそう。「もちろん負けたくないのもある」。黄金世代3週連続12人目の優勝者は自分だ。

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