「女子ゴルフ・大王製紙エリエール・レディース・第２日」（１９日、エリエールＧＣ松山＝パー７１）

　ツアー通算１３勝の成田美寿々（２９）＝フリー＝が通算イーブンパーの５９位でカットラインに１打及ばず予選落ちした。現在賞金ランキング１０２位、メルセデス・ランキングも９８位のため、８シーズン維持してきたシード権の喪失が確定した。

　１９年に２勝挙げているが、２０－２１年統合シーズンは計４１試合で予選落ちが２４度。今年５月のリゾートトラスト・レディースでの１２位が最高成績でトップ１０入りもなかった。

　「苦しい一年でしたね」と振り返った。今後については「ＱＴに行きます。今週はパットでスコアは伸ばせなかったけど、シーズンの中ではかなりショットが安定してパーオンできていた。ＱＴに向けては自信になりました」と気持ちを切り替えた。

　ほかに予選落ちした葭葉ルミ、永井花奈、脇元華、ペ・ヒギョン（韓国）らもシードを失った。ツアー１勝でシードを６シーズン守っていた葭葉は「私は変わらず練習していたので、自分が怠けていたとかは全く感じていない。周りの選手がそれ以上にうまかったということですかね」と話した。ＱＴに向けては「とにかく試合に出たい。ＱＴは久々ですが、とにかく来年試合に出られることだけを目標に頑張ります」と前を向いた。

　ツアー１勝でシードを３シーズン保持していた永井は「自分の中でシードを１０年続けて取りたいという目標があったので、それが終わったというのはすごく悔しい。やるしかないので、（ＱＴで）頑張りたい。気持ちを強く持って頑張りたい」と力を込めた。