木下稜介 日本OP自己最高3位 賞金ランク1位復帰、残り6戦最後まで気緩めず

 「男子ゴルフ・日本オープン選手権・最終日」(17日、琵琶湖CC=パー71)

 今季2勝の木下稜介(30)=ハートランド=が3週ぶりに賞金ランキング1位に返り咲いた。イーブンパー71で回り、通算11アンダーの3位タイで賞金1183万円を加え、今季獲得賞金額は初の1億円を突破した。単独首位で出たショーン・ノリス(39)=南アフリカ=が大会新記録の通算19アンダーで今季2勝目、国内ツアー通算6勝目を挙げた。4打差の2位に池田勇太、さらに4打差の3位には木下のほか高山忠洋とタンヤゴーン・クロンパ(タイ)が入った。

 頂点には届かなかったが、成長の跡を示した。今年ツアー初優勝を含む2勝と躍進著しい木下が日本オープン自己最高の3位。それでも優勝スコアと8打差に「ショートゲームだったり、細かい部分だったり、全てがまだまだ」とさらなる進化の必要性を実感した。

 最終日は気温が下がり、風も強く吹いた。前日までと異なる難しい条件だったが、11番パー4では残り211ヤードの第2打を5番アイアンで20センチにつけて盛り上げた。「風は全英オープンでの経験を生かすことができたと思うけど、スコアが思ったように伸ばせなかった。そこが残念」と悔やんだ。

 賞金ランキングは3位から3週ぶりにトップを奪い返した。「うれしいですけど、後半戦の残りで1勝しないと賞金王はないと思っている。まだ最後まで全然分からない状態」と気が緩むことはない。

 今年は米ツアー予選会への挑戦を断念。「余計に賞金王を取るという気持ちは強くなった。今週はいい経験ができた。賞金王に向けて一気にいきたい」。今季残り6試合、有言実行へ突き進む。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス