渋野日向子 最終日中止で悔やむ前日の「3パット」 優勝争いには「前向き」

最終日、悪天候のため、首位と1打差で競技を終える事になり会見場に向かう渋野日向子
最終日、悪天候のため、首位と1打差で競技を終える事になり会見場に向かう渋野日向子
最終日、悪天候のため、首位と1打差で競技を終える事になり会見場に向かう渋野日向子
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 「女子ゴルフ・富士通レディース・最終日」(17日、東急セブンハンドレッドC=パー72)

 降雨によるコースコンディション不良により午前10時45分に中止が決まった。2日目まで通算11アンダーで3位の渋野日向子(22)=サントリー=が中止決定後に記者会見した。

 渋野はクラブハウスで最近始めた塗り絵をしている時に中止決定を知った。「その瞬間『3パット…』という言葉が出てきた」。前日の2日目13番。12メートルから3パットしなければ、通算12アンダーで勝、古江と首位に並んだままだったからプレーオフに参加できた-という思いがこみ上げてきたのだった。

 「かっちゃん(勝)とはやっと(一緒に)回れるねと話していたし、楽しみにしていたので、そこは悲しいと思います」。2週連続優勝を達成できなかったことには「最終日にそれを狙える位置で終われているので、できなかったのは悔しいです」と残念そうに離した。

 それでもこの5週間は前週スタンレーレディースの優勝をはさみトップ10入りを果たしている。「最近の私にはないこと。結果的にすごく安定しているのでうれしいです。ちゃんと大人になれているのかな」と自己評価した。「ちょっと悔しい気持ちもあるけど、優勝した次の週に優勝争いができたのは前向きにとらえたい」と話した。

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