稲見萌寧 まさか予選落ち 今年16戦目で初「精神的な疲れはものすごくある」

 「女子ゴルフ・アース・モンダミンカップ・第2日」(25日、カメリアヒルズCC=パー72)

 今大会後の世界ランキングで決定する東京五輪ゴルフ女子日本代表争いで、25位の稲見萌寧(21)=都筑電気=は4バーディー、4ボギー、1トリプルボギーの3オーバー75と崩れ通算4オーバー100位で予選落ちとなった。28位の古江彩佳はイーブンパー72でまとめ、通算5アンダー12位。全米女子プロ選手権に参戦中で31位の渋野日向子の結果によるが、古江が優勝すれば稲見との世界ランクは入れ替わる。菊地絵理香が通算10アンダーで単独首位を堅持した。

 記者会見に臨んだ稲見は今にも泣き出しそうな表情だった。予選落ちは2020年大王製紙エリエール以来で21年は16試合目で初めて。「何とでもできる試合だったのに…。予選落ちは考えなかった。ショットはそこまで悪くない。マネジメントが合わなかった」と後悔の言葉を絞り出した。

 代表争いの目に見えないプレッシャーが体を金縛りにしたのか、出だしの10、11番で連続ボギー。「ミスというよりパターのラインが合わなかっただけ」と自分に言い聞かせるように振り返ったが、好調時とは集中力が明らかに違った。7番は第1打を左林に打ち込み、3打目を奥のカラーに運んだものの、そこからパターで4打を要してトリプルボギー。緊張の糸はここでプツリと切れた。

 五輪代表は当面のライバル古江が優勝した場合以外は手にするチャンスがある。その確率は小さくはないが「精神的な疲れはものすごくあります」。ここまで突っ走ってきた超新星が初めて弱音をはいた。

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