笹生 単独首位浮上!全米女子オープン史上最年少Vへ ショット安定6バーディー67

 「女子ゴルフ・全米女子オープン・第2日」(4日、オリンピック・クラブ=パー71)

 2打差6位から出た新世紀世代の笹生優花(19)=ICTSI=が、6バーディー、2ボギーの67をマークし、通算6アンダーで単独首位に躍り出た。1打差2位に李晶恩(韓国)がつけている。畑岡奈紗は69で回り、9位に浮上。上原彩子も84位から47位まで上げ、決勝ラウンドに進出した。渋野日向子と勝みなみはともに通算7オーバーで予選カットラインに1打届かなかった。アマチュアの梶谷翼は14オーバーに終わった。

 19歳の笹生がリーダーボードの最上位まで駆け上がった。最終ホールの8番、4メートルの上りラインを真ん中から沈め、6個目のバーディーで締めた。3度目の出場となる大舞台を首位で折り返し、「ショットが安定し、パターもちょこちょこ入ってくれたので良かった。本当に今日は楽しかった」と充実の表情を浮かべた。

 9番から出て、2つ伸ばして迎えた18番パー4。スピンの利いた第2打はグリーンで弾み、ピン横50センチでピタリと止めた。トップに並ぶと、後半も勢いを緩めなかった。難関5番パー4はラフからピン手前1・5メートルにつけるショットでバーディー。フェアウエーキープ率は5割を切ったが、パーオン率72・2%とラフからでもピンに絡めてスコアを伸ばした。

 このまま優勝すれば、2008年に朴仁妃(韓国)がマークした19歳11カ月17日の大会史上最年少記録に並ぶ。ラウンド後は現地メディアからも引っ張りだこ。落ち着いた物腰でジョークも交えながら「大事なホールでパーセーブできたことが大きかった」と流ちょうな英語で受け答えした。

 日本人の父に鍛えられ、ジュニア時代から母の母国フィリピン代表として活躍。憧れのロリー・マキロイ(英国)に「会えたら」と期待する東京五輪はフィリピン代表としての出場が確実だ。残り36ホール。「この調子で楽しんで頑張っていきたい」。ビッグタイトル獲得へ気負いはない。

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