「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ」（６日開幕、茨城ＧＣ東Ｃ＝パー７２）

　今年国内メジャー初戦は６日、茨城県つくばみらい市の茨城ＧＣ東Ｃを舞台に無観客で開幕する。ツアー通算１６勝の上田桃子が５日、公式会見に臨んだ。「本当に自分も勝ちたいと思うし、一歩ずつ近づいてきていると信じている」と初の国内メジャー優勝へ力を込めた。

　前週のパナソニック・オープンでは大里桃子とのプレーオフの末に２年ぶり勝利を飾った。「正直な気持ちはうれしいより、ほっとした感じ。先週は自分のイメージに近いショットがたくさん打てた。結果もついてきたので、まだ頑張れると思ってほっとしている」と心境を明かした。

　メジャータイトルはまだ手にしていない。「今まではどの大会も勝ちたいという気持ちだった。こういう大会に照準を合わせて準備できるようになったのは、勝ちたい気持ちが強くなっているから。試合では欲との戦いになる。最後に笑えるように、４日間は勝ちたいからこそ、勝ちたいという気持ちは封印しておきたい」と語った。

　２日間の練習ラウンドを終えて、「本当にすばらしい。難しく仕上がっている」とメジャーならではのコースセッティングを警戒。「先週のことは先週のこと。いいマネジメントと、いい舵（かじ）を切れる精神状態で４日間、しっかりプレーしたい」と気持ちを切り替え、悲願のメジャー制覇にチャレンジする。