笹生優花 71で3位後退 元世界ランク1位のリディア・コに感銘 スイカもらった

 「米女子ゴルフ・ロッテ選手権・第3日」(16日、カポレイGC=パー72)

 首位から出た笹生優花(19)=ICTSI=は5バーディー、4ボギーの71と苦戦。通算17アンダーで3位に後退した。通算21アンダーでトップに立ったリディア・コ(ニュージーランド)まで4打差を追って最終日に米ツアー初優勝を目指す。渋野日向子(22)=サントリー=は6バーディー、ボギーなしで66と伸ばし、通算11アンダーで23位に浮上。畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は通算5アンダーで68位。

 後続に2打をつけて首位を快走していた笹生が失速した。風がやんで好スコアが続出する中、前半から苦しんだ。

 ドライバーショットが左右に散り、アイアンは力が入ったか何度もグリーンをオーバーした。グリーン上のタッチも微妙に合わなかった。1番で7メートルを今大会初の3パット。4番と5番でグリーンを外して連続ボギー。8番ではまたも3パットした。

 後半は落ち着きを取り戻し、ボギーなしの2バーディーで回った。17番パー5はイーグル逃しのバーディー、18番パー4は20ヤードを40センチに寄せてパーを守った。ショットのたびに、一緒に回った元世界ランク1位で米ツアー15勝のコが正面からスイングを観察するなど、力強さは失っていなかった。

 コにはラウンド中にスイカをもらったり、「2年前に練習ラウンドで一緒に回ったよね」と話しかけられたりした。「すごく優しい。それに、どこからでも寄せられる技術を持っている。どうやって打っているか、どういうマインドセットでショットに向かっているか、近くで見られた。勉強になった」。コを逆転して優勝すれば米ツアーメンバー扱いとなり、ツアー本格参戦が即実現する。

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