渋野、鬼門2日目突破!2位守った 仲良し同期・原英と首位争い「お互い刺激し合う」

 「女子ゴルフ・ツアー選手権リコー杯・第2日」(27日、宮崎CC=パー72)

 2位から出た渋野日向子(22)=サントリー=は5バーディー、2ボギーの69で回り、通算7アンダーで2位を守った。“鬼門の2日目”を乗り越え、今季初優勝へ好位置で3日目に進んだ。原英莉花(21)=日本通運=が68をマークし、通算9アンダーで単独トップを堅持。3週連続優勝を目指す古江彩佳(20)=フリー=は西村優菜とともに15位から66をマークし、渋野と並ぶ2位に浮上した。

 “鬼門の2日目”もスルリと乗り越えた。渋野が2日連続の60台をマーク。首位の原英に2打差2位とピタリと食らいついた。今季は前週まで第2ラウンドの平均スコアだけが突出して悪い73・4056。「2日目の呪縛を払しょくしたと思いたいけど、最後のボギーが…。でも、3つ伸ばせているのはプラスに考えていいと思う」と自分を納得させるように話した。

 前半で3つスコアを伸ばし、後半も10、11番で連続バーディーを奪ったが、13番パー5で2オンに成功しながら3パットのパー。「これで流れが変わった」と続く14番でこの日の初ボギー。18番は今週初めて試した52度ウエッジのアプローチが1・5メートルショートしてボギーをたたき「締めが悪いのは気分はよくない。でも、すごくいい位置で戦えているし、61点以上はつけてもいいかな」と、自己採点は66をマークした先週最終日の60点を上回った。

 この日は同じ1998年度生まれの黄金世代でプロテスト合格も同期の原英と最終組でツーサムで回り、し烈な首位争いを演じた。「お互いに刺激し合う感じで、切磋琢磨(せっさたくま)し合って回れたと思う」。元々仲が良く、笑顔で会話する場面もあり「マッチプレーをしているわけだから全然話さないとか険悪なムードになってもおかしくないけど、そんなことはなく楽しんで回れた」と明るく振り返った。

 “鬼門の2日目”を無事通過し、今季平均スコアはともに60台の第3、4ラウンドへ向かう。「上位にいることでマイナスの考え方をしなくなってきて、今はすごくプラスに考えられるようになっている。明日はとりあえず3つ伸ばすことと、今日の終わり(18番)のように締めが悪いのは『2日続けてやるんじゃねー』という感じですね」。完全復活へ向け、結果という最高の良薬を積み重ねていく。

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