金谷拓実が2位浮上「上位で決勝行けるの楽」 5バーディー&ノーボギーで初Vへ前進

 「男子ゴルフ・ダンロップ・フェニックス・第2日」(20日、フェニックスCC=パー71)

 10月にプロ転向した金谷拓実(22)=東北福祉大4年=が5バーディー、ボギーなしの66と着実に伸ばし、通算8アンダーで首位と1打差の2位に浮上した。プロとしての初優勝へ、一歩近づいた。ツアールーキーで21歳の石坂友宏が通算9アンダー、トップに立った。米国遠征から帰国して特例出場し、隔離プレーが続く今平周吾は通算2アンダー28位に上がった。

 これがプロとしての貫禄だ。大学生アマがツアーで旋風を巻き起こす中、最近までその先頭を走っていた金谷が2位まで駆け上がり「出遅れることが多いので、上位で決勝に行けるのは楽ですね」と笑顔を弾ませた。

 特に鬼門の初日を3アンダーで乗り越え、2日目はさらに5つ伸ばした。7番パー5で第2打をグリーン手前の深いバンカーに入れたが、絶妙なリカバリーでバーディー。「バンカーショットは(重点的に)練習している。うまくいって自信になった」と、してやったりの表情だ。

 プロになっても試合には大学のユニホームで臨んでいる。一緒に出ている東北福祉大勢はそろって同じスタイルで、コーディネートは金谷が決めている。この日はシャツと帽子が紺、ズボンは白でそろえた。もっとも、「自分はプロだから」と、前週は後輩たちに夕食をごちそうし、「プロっぽいなと思いましたね」と照れ笑い。

 5打差17位の中島啓太(日体大2年)を筆頭に、出場した学生アマ4人全員が予選を通った。金谷は「アマとプロの垣根はどんどんなくなってきている。彼らはプロと変わらない」と実力を認める。ただ、プロとして負けるわけにはいかない。「もちろん優勝目指してやっている」と闘志を燃やした。

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