畑岡奈紗が逆転地元Vへ猛チャージ!7位浮上 前日の気づき生かしショット即改善

 「女子ゴルフ・TOTOジャパンクラシック・第2日」(7日、太平洋クラブ美野里コース=パー72)

 16位から出た畑岡奈紗(21)=アビームコンサルティング=が1イーグル、4バーディー、1ボギーの67で回り、通算8アンダー7位へ浮上。最終日は首位との5打差逆転で2018年以来の大会2勝目を目指す。65を出した申ジエ(韓国)が通算13アンダーで単独トップ。

 千両役者が決めるところで決めた。470ヤードの17番パー5。畑岡は第1打を300ヤード以上も飛ばし、ピンまで残り162ヤードの第2打は7番アイアンでピン手前2メートルにピタリ。このイーグルパットを難なく沈めてV圏内へ突入した。

 12番パー5ではフェアウエーからの第2打を左のOBゾーンへ打ち込むミス。「3番ウッドでタイミングが合わずダフってしまった」と苦笑いしたが、打ち直しの第4打は会心の一打でグリーンを捕らえ、4オン2パットのボギーでしのいだ。

 前日の終盤の気づきがショットの改善につながった。「重心がつま先にかかっていたことに気がついたので、右のかかとよりに重心を置くようにしたらショットがよくなった」。大会前はショットの不調を口にしていたが、ゴルフ自体の調子は上向きになっている。

 今週はコースに近い笠間市にある自宅から“通勤”。朝夕は母・博美さん手作りの食事で栄養補給、体調管理は万全で「胃に負担をかけない蒸し鶏が多いです。あとは(茨城県名産の)納豆やレンコンの料理もおいしいです」。2匹の愛犬ステラ、アポロと過ごす時間はメンタル面のリフレッシュになる。

 最終日は首位の申ジエとの5打差を追う。元世界ランク1位を捕らえるのは容易ではないが「今できることを100%やらないといけない。もう少しショットとパッティングを調整して、明日もいいスコアで回れるように頑張ります」。これが今年国内最後の試合出場。日本のファンに鮮やかな逆転劇を披露する。

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