渋野日向子、4カ月ぶり国内でホールインワン 過去4度予選落ち…「さすがに今回は」

 「女子ゴルフ・樋口久子・三菱電機レディース・第1日」(30日、武蔵丘GC=パー72)

 英米遠征から4カ月ぶりに国内ツアーに復帰した渋野日向子(21)=サントリー=が8番パー3でホールインワンを決めて1イーグル、1バーディー、3ボギーのイーブンパー72、首位に5打差の32位につけた。5アンダー67を出した勝みなみが首位発進。2大会連続優勝を目指す申ジエ(韓国)、竹内美雪、石川明日香が4アンダー68で2位に並んだ。

 強烈な帰国あいさつだった。160ヤードの8番パー3。渋野が8番アイアンを振り切ると、ボールはピンの手前1・5メートルに着弾し、2バウンドしてカップの中に消えた。

 無観客での開催でカップインの直後は現場にいた関係者の拍手がパラパラとコースに響いただけだったが、本人は右手で口元を覆い「おおっー」と驚きの声。それから帯同キャディーと肘タッチをして喜びを爆発させた。

 「ピンより奥にいってもいいと思って打ったらうまいこといってくれた。(ボールがカップに)入った音がコローンと聞こえた。ギャラリーさんがいないからこそ聞こえたんだと思います。すごく不思議でした」

 通常、パー3のティーショットはティーアップして打つが、この日はあえて地面に置いたまま打って快挙を達成した。「その前の4番(パー3)でティーアップして打った距離が合っていなかったので、地べたから打った。海外ではよくやっていた」と振り返った。

 ホールインワンはプロデビュー戦だった18年アース・モンダミンカップ初日以来で通算5回目。三菱電機からの賞金10万円を手にしたが、アマチュア時代の3回を含めた過去4回は予選落ちを喫しているだけに「いいことない。さすがに今回は予選通過したいです」と苦笑いした。

 4カ月ぶりの帰国第1戦は派手なエースがあったが、後半にショートパットのミスが出て首位に5打差の32位発進。11、17番で1メートル弱のパーパットを外したのが響いた格好で「今日は収穫と反省は半々。(ホールインワンで)自分は持っているんじゃないかと思ったけど、後半はこれが自分だなと思い知らされた。明日はパットに不安がない状態でアンダーを出せるように頑張りたい」と巻き返しを誓った。

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