渋野日向子「風とお友達になれたかな」首位と3打差暫定13位スタート

 「米女子ゴルフ・全米女子プロ選手権・第1日」(8日、アロニミンクGC=パー70)

 日没のため3人がプレーを終えられなかった。渋野日向子(21)=サントリー=は5バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの70で回り、イーブンで首位と3打差の暫定13位スタートとなった。

 8月から始まった海外遠征6試合の最終戦。「これまでの集大成にする」と意気込んでいた渋野が、初日はその言葉通りのショットを披露した。

 ドライバーはほぼ完璧で、パー3を除く14ホールでフェアウエーを外したのは右の木に当てた7番だけ。「今日はいい感じでできた!めちゃくちゃ振れていた!今までとちょっと違うなと思える18ホールだった!」と喜んだ。

 2番で12メートルの長いパットを沈めてバーディーを先行。その後はボギーを打ってもすぐに取り返す、バウンスバックを展開した。

 12番で4パットのダブルボギーをたたいたときは「泣きそうになりました」。続く13番もグリーン横からの寄せを大きくオーバーさせるミスでボギー。それでも遠征で身に着けたタフな精神力で悪い流れを止めた。

 「慣れてきたのか分からないけれど、毎ショット毎ショット、最大限の力を出そうと」。15番と18番を2メートル前後につけてバーディーを奪い、イーブンに戻して終えた。

 強い風に多くの選手が苦しみ、首位のスコアも伸びない中で、ショットの好調さには本人も納得する。「フェアウエーからのミスはほとんどなかった。これで予選は通れるかな」と口調も明るい。

 「アメリカに来てから、風の中での試合が多かったから、そろそろ前進しないとなと思って。風とお友達になれたかな。明日は4パットしないぞ」。しぶこがいい風に乗った。

 9日の第2ラウンドは気温8度と冷え込む中、10番からスタートさせた。グレーのセーター、白いシャツにベージュのズボン姿で登場。ティーショットは左ラフに入り、2打目もグリーン右へ。3打目も寄せきれず、パーパットはカップ手前で止まって、ボギー発進となった。引きずることなく11番、12番はしっかりとパーを拾ったが、13番をボギーとしてスコアを落とした。

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