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渋野日向子は「不運あった」岡本綾子氏「“もっとうまくなってやる”という思いを」

 「女子ゴルフ・AIG全英女子オープン・第2日」(21日、ロイヤルトルーンGC=パー71)

 女子ゴルフの今季メジャー初戦の第2ラウンドが行われ、昨年初出場で日本勢42年ぶりのメジャー制覇を果たした渋野日向子(21)=サントリー=は、1バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの78で通算12オーバー、154となり105位で予選落ちした。デイリースポーツ評論家の岡本綾子氏(69)が振り返る。

  ◇  ◇

 予選カットラインは全英女子オープンのワーストに並ぶ9オーバーまで落ち、畑岡さんも突破できたのは良かった。でも第1、2ラウンドの特に渋野さんが回っていたころの天候を見ていると、カットラインは2桁オーバーになってもおかしくないぐらい。ゴルフには運、不運もあります。

 渋野さんはこの後、日本に帰国せずに米国に渡るようですが、これは彼女にとっていいことだと思います。米国では余計なことを聞かなくていいし、言わなくていいし、惑わされなくていい。日本にいるとそうはいきません。自分の殻に閉じこもる時間は必要です。自分はプロゴルファーなんだと改めて思い知り、「もっとうまくなってやる」という思いを持てたなら、これでもう収穫ありです。

 私も現役のころ、日本ではどこに行っても人から「岡本綾子だ」と指さされたものです。プロゴルファー岡本綾子ではあるけれど、無口で引っ込み思案の岡本綾子でもあって、元来の私は注目されることは苦手なのに。そこで一度、米国で人気ゴルファーだったナンシー・ロペスに「あなたはどう対応しているの?」と相談したことがあるんです。すると彼女は「綾子はよく頑張っているよ」と言ってくれて、思わずグスンとしちゃいました。渋野さんもここで雑念を振り払い、ゴルフに没頭する時間を持てればいいんじゃないかな。

 自国のツアーである程度の成績を残したら、もう一つ先のステージで戦いたいと思うのは当然のこと。海外志向は誰にも止められないし、私はいいことだと思います。今回、日本勢で予選通過した野村さん、上田さん、畑岡さんはみんな米ツアーを主戦場とした経験のある選手。米ツアーで戦うことで自立心ができますから、これが今回の厳しいコースコンディションで生きたのだと思います。

 アスリートは「決断」と「実行」。思い立ったら即、行動に移さないといけません。そして、忘れていけないのは地道にコツコツとやることの大切さ。“一獲千金”では短命に終わってしまいます。地道にやっていかないと長く、いいゴルフ人生を送ることはできません。

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