渋野日向子が逆転優勝 鈴木とのデットヒート制す 賞金女王争いは三つどもえ
「女子ゴルフ・エリエールレディース・最終日」(24日、エリエールGC松山=パー72)
7位からスタートした渋野日向子(21)=RSK山陽放送=が6バーディー、ノーボギーの66で回り、通算19アンダーで逆転優勝を果たした。
ともに首位と2打差の鈴木との、デッドヒート。互いに5打ずつ伸ばしあって18アンダーで迎えた15番で、渋野はピン上4メートルのバーディーパットを見事に決め、単独首位に躍り出た。
17番では鈴木がティーショットを池に入れるボギーで後退。18番で執念のバーディーを奪ったが、1打及ばなかった。渋野は終盤をすべてパーでまとめて逃げ切った。
賞金ランクは鈴木、申ジエ、渋野の順位で変わらないが、渋野はこの優勝で2400万円あまりの差を約900万円縮め、三つどもえの女王の行方は最終戦、ツアー選手権リコーカップに持ち越されることになった。