「女子ゴルフ・マスターズＧＣレディース・第２日」（２５日、マスターズＧＣ＝パー７２）

　降雨によるコースコンディション不良により、午前８時４０分から２時間１７分の中断を経て、競技が再開されたため日没サスペンデッドとなり、１１組３３人がホールアウトできなかった。アマチュアの安田祐香（１８）＝大手前大１年＝は通算イーブンパーでホールアウトし、暫定２５位で予選通過を確実にした。

　見た目どおり、草食系の穏やかなゴルフが、好結果を生んだ。２オーバーからスタートした安田祐が３バーディー、１ボギーでイーブンパーとしてホールアウト。２０度目の国内プロツアーで、１９度目の予選突破が確実になった。

　唯一の予選落ちが、昨年の同大会という安定感だ。この日はボギーが先行し、一時３オーバーまで落としてからの巻き返し。安田祐は「プロテストに向けて、ギリギリでのプレーもいい経験」と前向きに受け止めた。

　１５番、上から４メートルのバーディーパットを見事に決めて、イーブンに戻したが、これも「絶対ねじ込む！」ではなく「入ればいいかな」と、肩の力を抜いたパッティングが好結果につながった。キャディーを務める姉・美祐さん（２１）に「パット、へたくそ」と言われてこの日から替えたパターも手になじんだ。

　２時間以上、スタートが遅れたことも「プロテストでも何があるか分からないから」と意に介さず。“予選通過率９５％”の最強アマが、残り２日も進撃を続ける。