アイアンの遼66!豪雨でも暫定単独首位 「世界と戦うため」の精度向上に手応え

 石川遼
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 「男子ゴルフ・セガサミーカップ・第2日」(23日、ザ・ノースカントリーGC=パー72)

 悪天候による一時中断で日没サスペンデッドになり、59人がホールアウトできなかった。競技を終了した選手では首位から出た石川遼(27)=CASIO=が6番からの4連続を含む7バーディー、1ボギーの66をマークし通算11アンダーで暫定単独首位。7月の日本プロに続く自身初の2大会連続優勝へ前進した。P・ミーワサット(タイ)が通算9アンダーで暫定2位。

 コースに水が浮くほどの豪雨も快進撃を止められない。前日は風を封じた石川が雨もねじ伏せた。4番でバーディーを先行させると、6番からは怒とうの4連続。567ヤードの9番パー5は残り260ヤードの第2打を3Wで2オン成功。千両役者ぶりを発揮し大ギャラリーを沸かせた。

 ホールアウト直後に競技は悪天候のため一時中断となった。18ホール終えられたこと自体幸運な状況で「雨で距離が長く感じられて大変だったけど、終われたことはよかった。多少は運があったかなと思う」と冷静な口調で振り返った。

 予選2日間合計のバーディー数は14個で、この日の66は12年に自身が出した大会ベストスコアタイ記録。今大会前の試合がなかった約1カ月半に取り組んできたことが結果につながりつつある。それはアイアンの精度の向上で「世界のトップと対等に戦うためにはティーショットの飛距離の差をグリーンまでに埋めなくてはならない。そのためにはアイアンの精度、再現性を上げることが大事。それが少し良くなってきていると思う」と手ごたえを口にした。

 決勝ラウンドへは暫定単独首位で臨む。2試合連続優勝を達成すれば自身初で17年の宮里優作(中日クラウンズ→日本プロ)以来となる。「明日も今日と変わらずにやっていく」。思考錯誤から揺るぎなき自信へ。また1歩階段を上がる。

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