黄金世代・渋野が逆転で2勝目 イ・ミニョンとのプレーオフ制す
「女子ゴルフ・資生堂アネッサレディース・最終日」(7日、戸塚CC=パー72)
2位から出た黄金世代の渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が逆転で5月のワールドサロンパスカップ以来の2勝目を挙げた。通算12アンダーでイ・ミニョン(韓国)と並び、18番を使うプレーオフに突入。1ホール目でパーをセーブし、ダブルボギーのイ・ミニョンを下した。
プレーオフの1ホール目、渋野はグリーン左ラフから3打目のアプローチを80センチに寄せた。手前バンカーからの3打目を“ホームラン”したイ・ミニョンがダブルボギーをたたいたのを見届けた後、このウィニングパットを慎重に沈めた。
大歓声の中、右手の拳を何度も突き上げた。5月のワールドサロンパスカップでの初優勝からわずか56日目での2勝目達成。「今年中には2勝目を挙げたいと思ってはいたけど、ここでくるとは。めっちゃ早いですよね」と自分で自分の快挙に目を丸くした。
最後まで攻める姿勢が“奇跡”を起こした。12番でパーパットを外した直後に悔しさから目を潤ませたが、これが反撃の合図だった。4打のビハインドで迎えた15番、奥から15メートルのバーディーパットを決め、イ・ミニョンが3パットのダブルボギーをたたき一気に1打差。17番で第2打を3メートルにつけてバーディーを奪い、プレーオフにもつれこんだ。
岡山絵里が通算8アンダーで2位。