「男子ゴルフ・フジサンケイクラシック・第３日」（１日、富士桜ＣＣ＝パー７１）

　１４位から出た重永亜斗夢（２９）＝ホームテック＝が６バーディー、１ボギーの６６で回り、通算６アンダーで首位と５打差の２位に浮上した。ツアー初勝利を狙う２２歳の星野陸也が８バーディー、３ボギーの６６と伸ばし、通算１１アンダーで初日からの単独首位を守った。重永と同じ２位に今平周吾、木下稜介が続いた。

　人気アニメ「鉄腕アトム」の主人公アトムの顔が描かれたボールが、面白いようにピンに絡んだ。同じ「亜斗夢（あとむ）」の名を持つ重永が２位に急浮上。「怖いぐらいについてくれた。すごいじゃないですか」と自賛した。

　１番（パー４）で残り１２０ヤードの第２打を、ピンそば約５センチにぴたり。６番と９番でも１２０ヤード前後の距離を、鋭く１０センチ以内につける“ベタピン”で楽々とバーディーを奪った。アニメで１０万馬力という設定のアトムを引き合いに出し「１馬力ぐらいは出して頑張る」と健闘を期した。