奈紗 羽生、小平ら金メダリストから勇気もらった「今度は自分の番」

 「女子ゴルフ・ダイキン・オーキッド・レディース」(1日開幕、琉球GC=パー72)

 女子ゴルフの今季開幕戦、ダイキン・オーキッド・レディースは1日、熱戦の火ぶたを切る。今季も米ツアーが主戦場ながら昨年に続きスポット参戦する畑岡奈紗(19)=森ビル=は前日の28日、コース内で記者会見。平昌五輪の金メダリストに感銘を受けたことを明かし「今度は自分の番」と優勝を誓った。

 20年東京五輪を目指す畑岡にとって、平昌五輪の印象は鮮烈だった。堂々金メダルを獲得したフィギュアスケート男子の羽生結弦、スピードスケート女子の小平奈緒をはじめ多くのアスリートから感銘を受けたことを明かし「羽生さん、小平さんが金メダルを取ってくれたので、すごく感動した。たくさん勇気をもらったので、次は私がそういう立場になりたい」と開幕戦でいきなりの優勝を誓った。

 出陣準備は整っている。主戦場の米ツアーは既に開幕しており、初戦のピュアシルク・バハマ・クラシックは予選落ちしたが、2戦目のISPSハンダ女子オーストラリア・オープンは16位に入った。「バハマは風も強かったし、その経験が今週に生きると思う」と目を輝かせた。

 この日のプロアマでは同伴競技者の“レジェンド”樋口久子・日本女子ゴルフ協会相談役から「もっと体全体を振るように」と金言をもらい、早速練習で身につけた。「思ったよりいいゴルフができている。明日が楽しみ」とVを見据えた。

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