畑岡奈紗 連覇に王手 樋口久子以来40年ぶり 2週連続Vと同時なら史上初

 17番でバーディーを奪った畑岡奈紗
2枚

 「女子ゴルフ・日本女子オープン選手権・第3日」(30日、我孫子GC=パー72)

 第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われ、大会2連覇と2週連続優勝がかかる畑岡奈紗(18)=森ビル=が第3ラウンドを1番からの3連続を含む6バーディー、2ボギーの68で回り、通算13アンダーで首位に浮上した。最終日、大会連覇なら76、77年の樋口久子以来40年ぶり。同一大会連覇と2週連続Vの同時達成なら日本人初となる。17歳のアマチュア、小倉彩愛(さえ)=岡山操作高2年=は4打差の4位。

 強い。畑岡が3日連続の60台で回り、54ホールを終えての203は大会史上最少スコア。2位に2打差をつけて単独トップに浮上し「ショットは思い切り振り抜けている。特に緊張感はなかった。チャンスホールが多い後半(イン)で伸ばせなかったのが残念」と振り返った。

 スタートの1番パー5で第3打を3メートルに寄せてバーディー発進すると、2番1・5メートル、3番も50センチにつけて3連続バーディー。これで一気に流れを引き寄せた。ボールを打つ前にぴょんぴょんと2、3度ジャンプして意識的に重心を下げることで、高精度のショットを連発した。

 昨年の劇的Vから丸1年。苦しんだ時間を糧にした。初参戦した米ツアーは18試合で予選落ち11試合とどん底を味わったが、8月のCATレディースでドライバーショットの感覚を取り戻し、先週のミヤギテレビ杯ダンロップ女子での復活優勝につなげた。

 「昨年に比べて、ショットを曲げてもリカバリーできている。今年はうまくいかないことが多かったので、そういうのを乗り越えつつあると思います」

 昨年は逆転優勝だったが、今年は追われる立場となる。「順位は考えず、今週目標にしている通算20アンダーを目指したい」。大会連覇なら40年ぶり。畑岡が今年も歴史を作る。

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