シニアルーキー川岸良兼は5位タイスタート 次女史果と“V争い”「最終組で回りたい」

 「男子シニアゴルフ・ファンケルクラシック」(18日、裾野CC=パー72)

 シニアツアー初優勝を目指すルーキーの川岸良兼(50)が5バーディー、2ボギーの69、3アンダーをマークし、水巻善典(58)=鳴尾GC、大会3連覇を狙う室田淳(62)=長寿の里=らとともに5位タイのスタートを切った。首位は5アンダーでプラヤド・マークセン(51)=タイ。

 かつて怪物と言われた川岸が“らしさ”を見せたのは、この日のホール難易度2番目の13番(427ヤード)パー4。フェアウエー真ん中からの第2打、残り155ヤードを8番アイアンでショット。「打った瞬間、やったぜ、という感じ」で1メートルにピタリとつけ、2つしか出なかったバーディーのうちの1つを奪取した。

 女子ツアーで活躍中の次女・史果とは、どちらが先に優勝するかを競っている。今週のお互いの舞台は車で約30分の距離。とはいえ、宿泊ホテルは別で、「一緒に食事しよう、とLINEしたけど返事がない」と苦笑い。そして、この日の娘の順位(9位タイ)を伝え聞くと「今日のところは俺の方が上だね」とニンマリ。

 「最終日に最終組で回りたいので、明日はグイッと上がらないとね」と、Vへやる気を見せた。

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