松山英樹“来年の”V宣言出た!「絶対に勝てる自信ある」

 7番、バーディーパットを沈めて歓声に応える松山英樹
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 「米男子ゴルフ・マスターズ・最終日」(9日、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)

 28位で出た松山英樹(25)=LEXUS=は7バーディー、2ボギーでこの日のベストスコアに並ぶ67をマーク。3大会連続のトップ10入りはならなかったものの、通算1アンダーの11位に入った。「絶対に勝てる自信がある」と1年後の優勝を宣言。大きな手応えを得て、6度目のオーガスタ挑戦を終えた。セルヒオ・ガルシア(37)=スペイン=が通算9アンダーで並んだジャスティン・ローズ(36)=英国=とのプレーオフを制し、悲願のメジャー初優勝を果たした。

 前日に“敗北宣言”した松山の口から、今度は1年後の“優勝宣言”が飛び出した。

 「去年の年末くらいのパットまで(状態を)上げれば、絶対勝てるという自信はある。そういう状態を来年のここに合わせられるよう練習したい」

 グリーンジャケットはすでに手の届く位置にある。6度目を終えたオーガスタの地で、絶対的な自信をつかみ取った。

 第3ラウンド後半に見せた圧倒的なショットが、この日はさらにすごみを増した。初日からダブルボギー、ダブルボギー、ボギーの7番。バンカー越えで手前から4メートル、右から5メートルという狭いピン位置を果敢に攻め、右手前2メートルにつけてバーディー。鬼門ホールにリベンジしてみせた。

 続く8番では残り30ヤードからピンにあて、タップインで連続バーディー。後半の2つのパー5では13番で5メートル、15番で3メートルに2オンするスーパーショットを披露。ともに惜しくもイーグルは逃したものの、楽々バーディーを奪取した。17番でも1メートルにつけてスコアを伸ばし、しっかりとアンダーパーにして4日間の戦いを終えた。

 「ティーショットが安定し、アイアンもチャンスにつけられた。これだけいいショットが打てたので、そこは自信を持てる」

 松山の言葉をデータが裏付ける。この日の平均飛距離305・2ヤードは53人中12位、フェアウエーキープ率78・57%、パーオン率83・33%はともに2位。世界のトップが集まる大会の最終日に、圧巻の数字をたたき出した。

 ショットは世界トップにあることを証明した。ただパット数31は40位で、4日間トータルの平均1・74は45位。「応急処置できるレベルじゃない」と根本から見直す覚悟を示した。「期待に応えられなくてすいません」。日本人の悲願は、来年に果たしてみせる。

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