工藤遥加、右脇腹痛ハプニングも好発進「チーム肋骨」諸見里らへ恩返し誓う

 「女子ゴルフ・Tポイントレディース・第1日」(17日、鹿児島高牧CC=パー72)

 ソフトバンク・工藤公康監督(53)の長女・工藤遥加(24)=セガサミーホールディングス=がラウンド終盤に右肋骨付近を痛めて治療を受けるハプニングも乗り越え、4バーディー、ノーボギーの68。首位と3打差の4アンダー3位につけた。念願のツアー初Vへ向け、絶好発進だ。

 「チーム肋骨(ろっこつ)」-。工藤のスマホには諸見里しのぶと自身をつなぐ、おかしな名前のグループLINEがある。「去年のクリスマスに諸見里さんと食事をした時“肋骨会”を結成したんです」と工藤。そのゆえんは…。

 この日はインコース10番からのスタートで12番で6メートルを沈めてバーディー先行。17、18番で連続バーディーを追加ととんとん拍子だったが、8番パー5の第2打で「やっちゃいました」。残り200ヤード。4番ウッドで2オンを狙ったが、インパクトの瞬間に脇腹に痛みが走った。打球は左手前の池の水を切って、前方のラフへ。そこからカップまでの20ヤードを丁寧に寄せてOKバーディーとなったが、9番ティーグラウンドでトレーナーから治療を受ける羽目に。ただそれでもボギーなし、首位と3打差のV戦線発進を決めた。

 ことの始まりは昨年9月の日本女子プロ選手権3日目。最終ホール第2打時に右肋軟骨不全骨折、後に外腹斜筋肉離れも判明した。13位につけていながら最終日はスタート前棄権。誰より心配してくれたのが同大会で予選ラウンド同組だった諸見里だった。左肋軟骨を痛め、昨シーズンのほとんどを療養に充てた“肋骨の先輩”。妙な縁で結ばれ、食事や相談をし合う仲になった。これがチーム結成の経緯だ。

 「完治と思いたかったけど、まだまだ気を付けていかないといけないですね」。苦笑いを浮かべながらも心に秘めた強い思いがある。「けがをして周りのありがたみが分かった。フル出場、活躍して恩返ししたい」。初Vで感謝の意を伝えるつもりだ。

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