ボミ、首位に3打差後退も逆転Vイケる パット沈めて体調不安吹き飛んだ

 「女子ゴルフ・ダイキン・オーキッド・レディース・第3日」(4日、琉球GC=パー72)

 3位から出たイ・ボミ(28)=韓国=は3バーディー、1ボギーの70で回り、通算6アンダーの4位につけた。最終日は初優勝を目指す単独首位の川岸史果(22)=加賀電子=との3打差を追いかける展開だが、女王には手頃な“ハンディ”。幸先いい逆転Vで、3年連続賞金女王へスタートダッシュを決める。

 体調不良の危機を乗り越えて、イ・ボミが逆転での開幕戦優勝を視界に捉らえた。「今年は自分にプレッシャーをかけないようにすることが目標。そうすれば結果も自然についてくると思います」と訴えかけるような目で話した。

 体の異変を感じ取ったのはこの日の朝だった。コンディション維持のため毎朝、起床直後に体温を測り、それをトレーナーに報告するのが日課だが「今日は35・1度と低かったのでびっくりして起きた。もう一度測っても35・2度だったので、今日は体調が悪いからゴルフの調子も悪いと思って心配だった」と打ち明けた。

 スタート直後の1番パー4で1メートルの短いバーディーパットを外し、その不安は増幅されたが、6番で4メートルの難しいパーパットを沈めたことで、なんとか落ち着きを取り戻した。「1番で不安になったけど、6番でパッティングの感じは悪くはないと思った。(キャディーの)清水さんと話をするようにしてメンタル面もよくなった」と振り返った。

 今大会は過去6度の出場でトップ10入りが4度あるが、まだ優勝はない。「明日は私にできることを頑張るだけ。上を見ずに1ホール1ホール自分のできることをやります」。女王がピンチをチャンスに変える。

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