片岡 無理せず67堅首 2週前の反省生かし「引き締めて丁寧に」

 「男子ゴルフ・トップ杯東海クラシック・第2日」(30日、三好CC西C=パー72)

 ツアー2勝目を目指す片岡大育(27)=Kochi黒潮CC=が6バーディー、1ボギーで67をマークし、通算9アンダーで首位をキープした。強引に攻めてV逸した2週前のANAオープンの反省を生かし、手堅いプレーを見せた。この日のベストスコアとなる66で回った池田勇太(30)=日清食品=が首位に並び、1打差で賞金ランキング1位の谷原秀人(37)=国際スポーツ振興協会=が追う。

 片岡が好調を維持している。前半は3バーディー。11番で初めてボギーをたたいたものの、12番のバーディーで取り返し、上がりの17、18番でもバーディーを重ねた。

 9月は前週までの3試合で全て10位以内に入り、今大会も優勝争いの中心。「特に不安はない。いい時こそあまりいいと思わず、気を引き締めて丁寧にやっている」と、足元を見つめながらの冷静なプレーが好結果につながっているようだ。

 2週前のANAオープンで経験した苦い思いが教訓になっている。ブレンダン・ジョーンズと首位争いをしていた第3日の18番でダブルボギーをたたき後退。2打差の2位でスタートした最終日も、1番のボギーで勢いに乗れなかった。

「冷静にいきたい」

 ともに、ミスショットを挽回するために積極的にグリーンへ近づけようとした一打が失敗し、傷口を広げた。

 「攻めるところは攻めるが、失敗した時に一度引いて考えられるか。最後まで勝負をもっていくためには、そこをはっきり分けないといけないと思った。4日間をトータルで考え、無理して狙うのではなく、1打下げてもいいからガツガツせずに冷静にいきたい」

 やみくもに前を目指すのではなく、引く時は引く。現在の好調が続けば、ツアー2勝目は近いはずだ。

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