山下3位 ツアー初優勝ならずも「最高の結果」
「男子ゴルフ・ダイヤモンド杯・最終日」(25日、茨木CC西C=パー70)
3位から出た山下和宏(42)=ザ・サイプレスGC=は6バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの68と伸ばしたが、通算7アンダーの3位に終わり、ツアー初優勝はならなかった。13位から出たセン世昌(30)=台湾=が8バーディー、ノーボギーの62をマークし、通算10アンダーでツアー初優勝を果たした。
最後は、晴れやかだった。6番までに4バーディーを奪い、一時は単独首位に立った山下。「思いがけず優勝争いの真ん中に入りました」と振り返ったが、8番でスイング中に虫が飛んでくるアクシデントもあって初ボギーをたたいた。
そこから勢いが止まり、16番パー4ではフェアウエーからの2打目をグリーン左奥の池に入れて痛恨のダブルボギー。
それでも前週ANAオープン2日目に82をたたいて「心が折れた」ところから大躍進して3位に食い込んだ。「これでシード権もいけそうだし今年の状態を思えば最高の結果」と笑顔。初優勝は、すぐそこだ。