「女子ゴルフ・ニトリレディス・第３日」（２７日、小樽ＣＣ＝パー７２）

　２位から出た昨季の賞金女王、イ・ボミ（２８）＝韓国＝が７バーディー、１ボギー、１ダブルボギーの６８で回り、２日目トップで７２の鈴木愛（２１）＝セールスフォース＝と通算７アンダーで首位に並んだ。イ・ボミは出場３試合連続優勝、ツアー史上最速となる１４６試合での通算２０勝到達に王手をかけた。２位から出た比嘉真美子（２２）は７７で２オーバーの１８位に後退した。

　２年連続の賞金女王に向け、ランキングのトップを走るイ・ボミが底力を発揮した。首位と４打差でスタートし、２番で第２打を左の池に入れてダブルボギーをたたいた。それでも「大丈夫だと思った。これから前を向いて頑張ろう」とすぐに気持ちを切り替えた。

　５番、６番はピンまで７０センチにつけ、７番は４メートルを沈めて３連続バーディー。さらに２度の２連続バーディーでスコアを伸ばし、最終日を最終組で迎えることになった。

　２連覇が懸かるこの大会は、出場３試合連続優勝、さらにツアー史上最速となる１４６試合での通算２０勝到達と、勝てば記録ずくめとなる。「優勝は考えていない。アンダーパーで回れたらいい」。目の前の一打に集中することが、目標に掲げた今季５勝目につながると心得ている。