川村ショット乱れても踏ん張り3位
「フジサンケイ・クラシック・第3日」(5日、富士桜CC=パー71)
2位から出た川村昌弘(22)=マクロミル=が3バーディー、2ボギーの70で回り、通算6アンダーで首位と5打差の3位に踏みとどまった。2年ぶりのツアー2勝目へ、最終日に大逆転の猛チャージを狙う。68で回った金庚泰(韓国)が11アンダーで単独首位をキープした。
ショットが乱れた。絶好調だったはずのパットも下降線。14番ではフェアウエーに飛んだ球がディボット跡に入る不運も。それでも川村は崩れず、上位戦線で踏ん張った。
最難関の5番パー4では3打目に90ヤードを残す窮地に立ったが、ピンそば50センチにピタリと寄せた。17番パー5では残り270ヤードの2打目をスプーンで勢いよくかっ飛ばし、ピン手前4メートルにつけた。「上出来。よく我慢したと思う」と自賛した。
昨季は14カ国で計39試合を戦った。「海外では思い通りにならないことが多い。それが当たり前。でも、その分、ずぶとくなったんじゃないかなと思う」と話していた川村。海外で得た教訓をしっかりと生かしている。
5度目の最終日最終組。首位とは5打差あるが、「差が開いている分、自分のゴルフに集中できるから逆にいい」と言った。過去に何度も大逆転が起きた大会。その再現をひそかに狙っている。




